令和6年度の取り組み

LFP成果報告 事例集の掲載

今年度の実施報告として、全国LFP事務局が作成した報告書を掲載いたします

株式会社舘島田ファームDero インタビュー原稿の掲載

全国LFP事務局HPに、みやぎLFP事業でビジネス創出を行った舘島田ファームDeroさんのインタビューが掲載されておりました。全国LFP事務局HPが閉鎖となったため、こちらに転記いたします。

 

異業種連携から生まれる発見
規格外の梅干しが開く新たな可能性

 

(株)舘島田ファームDero 代表取締役

大泉 太貴彦さん

当社は梅の生産と梅干しの製造をしていますが、実は梅を漬ける過程で約1割が規格外品となってしまいます。梅の生産量を増やしていく中で、規格外品を活用できないかと考えました。また以前から「角田市を代表する特産品を作りたい」という思いがあり、このプロジェクトに取り組み始めました。
開発したのは、焼き梅干しと梅干しを粉末加工した梅のパウダーです。無添加の梅干し本来のおいしさを伝えられるよう、加工業者の方と一緒に考案しました。現在は飲食店の方にアドバイスをいただきながら、販路や活用方法などを模索している段階です。
異業種の方と話し合いを重ねる中で、和菓子や洋菓子、練り物などに使用できるという発見があり、梅干しの可能性が大きく広がりました。また、さまざまな方とつながることで生産者目線では気付くことのなかった知見を得ることができ、LFPに参加して本当に良かったと思います。今後もこの取り組みを通じて、角田市や梅干しの認知度向上を図っていきたいと考えています。

成果発表会について

【開催日時】令和7年3月3日(月)15:00~17:00

【開催場所】フォレスト仙台 第1フォレストホール

【参加者】67名(オンライン含む)

【実施内容】

1.プロジェクト事例紹介・試食

今年度のLFP事業で実施した2つのプロジェクト紹介を行いました。また、情報提供として昨年度のLFPで取り組んだ2つのプロジェクトの現状についても紹介しました。

 

2.試作品の試食・評価

LFPプロジェクトで開発した商品に関して、来場者を対象に試食会を実施しました。今年度の事業で開発した商品の他、昨年度の開発商品も並び、盛り上がる試食会となりました。

<試食メニュー(一部)>

・木の屋石巻水産:トマトクリームリゾット缶、おいもご飯缶

・舘島田ファームDero:梅パウダーを使用したパン、ふりかけごはん、ポップコーン、梅餡

・マルヒ食品:さつまいもペースト

 

3.懇談会 今後のLFPのススメ~オール宮城で地域課題解決を図るには~

 LFP事業の総まとめとして、懇談会を実施しました。今年度のLFP事業に関わった方の他、オブザーバーとして大学教授、中央LFPコーディネーターに登壇いただき、今後のみやぎLFPについての意見を交わしました。

<登壇者>

パネラー

㈱木の屋石巻水産 営業二課 課長 鈴木 誠氏

㈱舘島田ファームDero 代表取締役 大泉 太貴彦氏

マルヒ食品㈱ 専務取締役 佐藤 香織氏

㈱未来彩園 常務取締役 瀬尾 誠氏

オブザーバー

宮城大学 食産業学群 教授 西川 正純氏

宮城大学 食産業学群 教授 金内 誠氏

中央LFP事務局 金子 和夫氏

コーディネーター

みやぎLFP事務局 宮城県食品産業協議会 会長 鈴木 彦衛

 

<懇談会での意見>

○LFP事業を通して、よかった点や得られたもの、成果などについて

・LFPの活動により、農家にとって今までお金にならなかったものがお金になり、単修の向上につながる

・今後はより多くの一次加工できる会社に参加いただき、この活動が広がっていもらえることを祈っている

・自社だけではなく、生産者や加工業者の方々と連携することで、食材のおいしさを引き出せたと感じる

・できた商品を地元の方に購入していただき、本当の意味で「地元で完結させる仕組み」を作っていきたい

・今後は自社だけではなく、周りの生産者にも活動を伝えていきながら取り組んでいきたい

 

○今年度事業で開発された商品について、LFPの取り組みでチャレンジしたいことや、期待することについて

・今回、防災缶というコンセプトで商品開発をしたため、初めて防災食品展に出展した。そこでは通常聞かれる「価格」ではなく、「賞味期限」を聞かれることが多かった。4月末の商品化に向けている。

・展示会での意見等を踏まえて、今後はバリエーションとしてご当地食材を使った防災缶や、プリンなどのスイーツ缶の試作にも取り組んでいきたい。

・角田市だけではなく、宮城県の農業生産者をLFPのなかにもっと巻き込み、商品化の連携などしていきたい。

 

○次年度のLFPの方向性や、取り組みの提案

・SDGSを念頭において、「すべてを使い切る」ことが考え方として重要になる。

・LFPに参加する生産者、企業がもっと増え、情報交換、情報共有する場を設け、事業を発展できるようにすることが必要

・LFP(ローカルフードプロジェクト)から、MFP(みやぎフードプロジェクト)への発展を目指し活動する。



戦略会議②について

【開催日時】
 令和7年2月4日(火)15:00~17:00

【開催場所】
 フォレスト仙台 第2フォレストホール

【参加者】 
 46名

【実施内容】

1.基調講演

味の素株式会社から東北支社業務用ソリューショングループ長 竹田紘氏、食品事業本部東京支社TSグループ長 長尾 憲尚氏をお迎えし、

『「アミノ酸について」及び「アミノ酸を基軸とした調味料製品によるソリューション(コストダウン)手法」のご紹介』というテーマにて、前半は味の素の紹介やアミノ酸についてと、地域の繋がりについて事例を紹介いただきました。後半はコストダウン手法などについてご講演いただきました。食品業界をめぐる最前線のトレンドをお伺いすることができました。

2.みやぎLFP商品開発プロジェクトの紹介、試食会

関節補助事業者である2社より、現在の商品開発の状況等について紹介をいただきました。また、その後試食評価を実施、参加者に実際に商品を試食していただき、評価シートに評価を記入していただきました。

①㈱舘島田ファームDero 

<商品のポイント>

・無添加の梅粉末を、無添加で作られているパンに練り込んだ試作品

・梅粉末を生クリーム(植物性・動物性)にも混ぜ込んだ試作品

・焼き梅のお茶漬け

<試食の感想>

①梅粉末(原体、パン、クリーム等)

・サワークリームの味わいがしたため、シチューやお肉料理に合いそう

・もう少し粒が細かい方が良い

・ふりかける要素として活用できる

 

②黒梅/焼き梅(原体、梅茶漬け)

・パスタなどの洋食にも合いそう

・シソの風味があり、梅そのものの味がして良かった

・白米との親和性がある

・「梅茶漬け」に特化して磨き込んで商品開発することの良いのではないか

 

②㈱木の屋石巻水産 営業二課長 鈴木氏

<商品のポイント>

・おいもご飯缶とトマトクリームリゾット缶を持参

・普段使いでもおいしい試作品

・水も火も使えないいざという時にも役に立つ試作品

・県産食材を使用した試作品

・あえて温めない商品を持参

 

<試食の感想>

・備蓄やお土産にピッタリな商品

・ふるさとプラザに出せると良い

①さつまいもごはん缶

・さつまいもの香りが良い

・もう少し米粒感があると良い

・色味や雑味が改善されている

・「さつまいも」癒される・ほっこり感がある

②トマトクリームリゾット缶

・鶏のごろっと感やトマト感があり、満足感がある

・もう少ししいたけの主張があっても良いのではないか

 

以上の感想などをもとに、3月の成果発表会に向けて改良を行う予定です。


戦略会議①について

【開催日時】
⑴令和6年10月21日(月)13:30~15:30 Aグループ   
⑵令和6年10月22日(火)13:30~15:30 B・C・Dグループ

【開催場所】
⑴株式会社木の屋石巻水産 美里工場   ⑵フォレスト仙台 第6会議室

【参加者】
⑴6名  ⑵18名

【実施内容】
【1】新たな事業・計画策定に向けた検討
・参加者をA~Dグループ(各5、6人)に分け、要望提出者を中心として、第2回ビジネス検討会で作成した模造紙、プランシートを踏まえながら、事業実施計画を検討するワークショップを実施しました。ビジネス化に向けて、事業内容の具体化や新たな課題に対する検討が行われた会議となりました。

・検討結果発表
A:宮城地産地消防災缶(要望提出者:株式会社木の屋石巻水産)
県産未利用食品を使用したご飯缶詰を検討 自治体のほかBtoC商品として展示商談会での販路開拓を図る。

B:規格外苺×酒粕による健康補助商品(要望提出者:株式会社山元ヒルズファーム)
介護業界向けのBtoB商品開発を検討 酒粕の調達において、他企業との連携の必要性が挙げられた。

C:角田梅ブランド化~練り梅・梅粉末~(要望提出者:株式会社舘島田ファームDero)
焼き梅または粉末化した梅を使用した新商品開発を検討

D:大揚げ稲荷はんぺん~みやぎフィッシュマシュマロ~(要望提出者:BloodLine)
季節の野菜を活用した商品開発と低カロリー高タンパクという特性を踏まえたターゲットを検討

今後、今回の内容を踏まえて今年度中に間接補助事業を実施する意向がある事業者に対して、間接補助申請に向けたサポートを行い、試作・開発に向けた検討を行っていきます。

第2回ビジネス検討会について

【開催日時】
 令和6年9月18日() 13:30~16:30

【開催場所】
 仙都会館 8階会議室

【参加者】
 30

【実施内容】
【1】みやぎLFPの概要、補助事業紹介

アイディア創出ワークショップ
  ・参加者を5~6人のグループに分け、
   第1回キックオフ検討会で出された地域課題・地域資源を踏まえ、ビジネスアイディアの
   抽出を行いました。
   また、挙げられたビジネスアイディアをもとに、ビジネスプランシートを作成しました。

   各グループから以下のアイディアが発表されました。

    A:角田の梅プロジェクト:角田で採れる梅のブランド化のための商品化

    B:ブルーベリーの粉末を活用した商品開発:ロスになるブルーベリーを活用した商品開発

    C:米&さつまいもで発酵調味料:規格外のサツマイモと、米を活用した発酵調味料の開発

    D:県産ミルメーク~酒カストロベリー~:高齢者向けの嚥下食ニーズや学校給食での活用を

      目指した商品開発

    E:みやぎ地産地消缶:災害の増加を課題とした、防災飯の開発

  

   今回発表されたアイディアから、実際のビジネスにつなげる支援を実施してまいります。

第1回ビジネス検討会について

【開催日時】
 令和6年8月26日(月) 13:30~16:00

【開催場所】
  フォレスト仙台 第2フォレストホール
  (仙台市青葉区柏木1-2-45 )

【参加者】
 53名

【実施内容】
【1】みやぎLFPの概要、昨年度のプロジェクト紹介
 ■ずんだ文化発信・県産枝豆の利用拡大/株式会社だい久製麺
  ○加工用枝豆をフル活用した『ずんだ麺』

 ■黄金の国宮城プロジェクト/マルヒ食品株式会社
  ○規格外さつまいもを活用した『業務用さつまいもペースト』

【2】他県におけるLFPの取り組み紹介
 中央LFP事務局 コーディネーター

【3】アイディア創出ワークショップ
  ・テーブルごとに
  「宮城県の農林水産業、食品加工業、流通業の地域課題は何か」
  「地域課題を解決するために活用したい地域資源は何か
  「地域課題を解決するために地域資源を活用したビジネスアイデアは何か」
  についてディスカッションを実施しました。
  模造紙にまとめ、グループごとに発表を実施しました。
  グループによってさまざまな意見が出て、活発なディスカッションの場となりました。
  次回、発表された意見を基にビジネス化のアイディアディスカッションを実施する予定です。